鍋蓋のつまみ

鍋ぶたのつまみが取れました。接着剤でくっつけて楽勝。あれ?

鍋ぶたのつまみが取れてしまいました。

鍋ぶたつまみは大体、裏側からのネジ止めになっています。このネジが緩んで外れることもありますが、今回はネジ部分がつまみ部分との付け根で折れてしまっていました。
つまみは樹脂ですので、あまり考えずに瞬間接着剤でくっつけて暫くは使っていたのですが、そのうちまた取れてしまいました。
つまみはメラミン樹脂かフェノール樹脂と思われるので接着剤の種類を選べばパーマネントに直せるようにも思ったのですが、たまたま今回はちょっと(強引に)細工するとメカニカルに取り付けられることがわかったのでそうしてみました。

あまり参考にならないようにも思いますが、紹介いたします。

使った物

使った工具

こんな鍋です。アルミ製のありふれたものです。
使い始めてから何年経ったか覚えてません。
矢印を付けた箇所がネジ部の根本です。ここにくっついていたはずのネジ部は右にある円形のベースの中にあって見えません。
円形の部品を外したところです。
これがネジ部です。
蓋の裏側から入れた雄ネジにねじ込まれています。
つまみ部中心にも雌ねじがあるので、ネジ部を外してつまみ部だけを取り付けてもいいのですが、これだとすぐに緩んできてしまいます。
写真だけではわかりにくいので断面を描いてみました(ノンスケールです)。
壊れる前はこんな構造でした。
これが壊れた状態です。
図の赤い波腺箇所で割れてしまいました。
このままねじ込んでも、左図のようになり、つまみ部分は外れてしまいます。
そこで、最初、破断箇所を瞬間接着剤で接着して元通りにして使っていましたが、つまみ素材と接着剤の相性の関係か、ほどなく取れてしまいました。
そこで考えたのが左図のような方法です。
つまみ部分の内部のねじ切りしてある箇所の外形に合わせてベースの穴を左図の青い点線の位置まで広げてしまう方法です。
それにはテーパリーマを使用しました。
穴を大きくして取り付けると左図のようになります
ピンぼけすいません。
こんな感じで穴を広げました。この写真に写っているのはφ14mm用ですが、これでは小さいので次にφ32mm用を使いました。
穴を広げた状態です。
上図のようにつまみとベースを組み合わせたところです。
ところでこの状態ですが、よく見るとベースは固定されていないので上下に動いてしまうことがわかりますか?
実際、このままで取り付けると、このようにベースが浮いてしまいます。
これを防ぐため、手近にあった厚手のフェルトを切って入れることにしました。
茶色のふわふわした感じの部分がフェルトです。
これを取り付けたところです。
めでたく完成とあいなりました。

注意点


おまけ(2010/07/22追加)

近所にある、なんでも売ってる薬屋さん(普通は「ドラッグストア」というらしい・・・)に行ったら、こんなもの売ってました。便利な時代です。

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