<続>炊飯器内蔵電池交換

え?ご飯炊けてない?そんなはずないよ。こないだ直したんだから。 あれ?ホントに時計の表示消えてる。電池もうなくなったってこと?

先日、直したはずのパナソニック(旧 松下電器産業)のSR-IHVA10というIHジャー炊飯器、しばらくは快調だったところが、また、現在時刻がリセットされるようになってしまいました。おかげで、予約した時刻には炊けず、急遽ご飯からパンになったりして・・・。

症状からして間違いなく電池が干上がっているはず。どうせ交換するなら、電池ホルダを取り付けて、電池に直接半田付けしないようにしよう。・・・ところがCR2354の電池ホルダがどこにも見当たらない!

いろいろ調べてみると、CR2354と同じく定格電圧3Vで放電容量も大きさも一回り大きいCR2450用の電池ホルダはネットショップで入手可能と判明。それならば、使えるはず。
・・・ということで、CR2450に「換装」することとしました。

使った物

使った工具

4カ月前に電池を交換して、電源を接続しなくても時計が動いていたはずだったんですが、見ての通り、電源プラグを抜いて数分後、表示はすうっと消えてしまいました。
前回と同じ要領でケースを外し、電池が取り付けられている基盤までたどり着いたところ、大変なことがわかりました。
電池がすでに腐食してしまっています。
電池の拡大です。縁の方に腐食部分が見えます。
後述しますが、やはり電池に直接半田付けしたときの熱によって電池内部が化学的に劣化してこのようなことになったようです。
もう、同じ手を使う訳にはいきません。
腐食した電池は、もちろん、取り外します。
電圧を測ったところ、無負荷で2.4Vまで落ちていました。負荷のある状態では更に電圧は下がってしまいます。
取り外した跡に、このようにCR2450用のホルダを取り付けます。
ホルダには正極負極の端子が出てますが、正極側はもともと電池の正極が取り付けられていた穴に差し込んで半田付けできます(端子の幅をちょっと狭くする必要がありましたが)。
一方、負極側は写真のように基盤からはみ出てしまいます。
基盤を裏から見たところです。負極側がどうなっているかというと・・・
こんな風にもともと電池が取り付けられていたランドから電池ホルダに向かって棒鋼で橋渡しをして取り付けました。
これはもともとは、基盤に取り付けられていた端子です。
でも、このくらいの長さ(15mm)と幅(2mm)くらいあれば、別に何でもいいです。
ピンぼけになってしまいましたが、棒鋼の両端をこんな感じで曲げて「橋」にしました。
ホルダに電池を収めたところです。
負極側から見るとこんな感じです。
基盤を元の位置に収めたところです。
ケースとの干渉もありません。
この状態で時計復活 ・・・ のはずが、何も表示されません。
おかしい ・・・ もう一度基盤を外して、電池ホルダ端子両端の電圧を測ってみたら、0Vでした。
電池がちゃんとホルダに収まってなかったのが原因でした。
電池をちゃんと装着したところ、表示は復活しました。
これで、また元通り使用できるようになりました。

注意点

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