炊飯器内蔵電池交換

暫く使ってなかった炊飯器。ご飯は炊けるが、予約炊飯用内蔵時計が 電源を抜くたびにリセットされる。以前はそんなことなかったと思ったが。

松下電器産業のSR-IHVA10というIHジャー炊飯器です。5年前まで使っていたところが内鍋コーティングが剥がれてきたので別のジャーを使ってました。

ところが、別のジャーも程なく内鍋コーティングがボロボロになり、以前使っていたSR-IHVA10の内鍋を取り寄せて(最初からそうすれば良かったような気もしますが)、復活させました。
ご飯はちゃんと炊けるし予約炊飯もできました。ただし、予約炊飯用の内蔵時計がどういう訳か、電源を抜くたびにリセットされてしまいます。予約のたびに時刻合わせからしないといけません。以前はこんな面倒なことはしなかったはず。

おそらく内部に充電式電池か内蔵電池があるはずと調べてみたら、やはり内蔵されていたボタン電池が干上がってました。交換したところ、以前のように動作するようになりました。

使った物

使った工具

こういう炊飯器です。
携帯電話ディスプレイに表示されている時刻が正しい時刻です。炊飯器の内蔵時計はへんてこりんな時刻になっています。
しかも電源を抜いたらこのとおり、表示が消えてしまいました。
再度通電するとこのように午前8時30分にリセットされてしまいます。予約のたびに時刻合わせというのは結構面倒です。
ジャー下側のカバーを外さないと作業ができません。カバーを外すには、把手も外す必要があります。
把手を外すには本体後ろ側のカバーをまず外します。
左の写真では把手が後ろカバーのストッパー位置にありますが、外すにはこれよりもっと下げないといけません。
後ろカバー中心のネジを外すと簡単に後ろカバーは外れます。
後ろカバーを外すとこの位置まで把手を下げることができます。この位置で把手を外すことができます。
把手を外したところです。
下カバーは赤丸で囲んだ4箇所のネジで固定されています。青丸のネジはカバーの固定ではありませんが、外した方が電源ケーブルの仕舞いがしやすくなります。
後ろカバーを外したところから少しずつ下カバーを外します。

左の写真はドライバーでこじながら隙間を少しずつ開けようとしているんですが、カバーは柔らかい樹脂でできているので、これではカバーを傷めてしまいます。

もうすこし幅広のへらを使った方がいいです。
蓋を開けるためのフックボタンを押し込んでおかないと、引っ掛かってしまい、下カバーが外れません。
このような形で外れます。
矢印で示しているのが交換すべき電池が載っている基盤です。
上記基盤のアップです。

電池を交換するには基盤を外さなくてはいけません。
コネクタ類を外せるだけ外します。
基盤自体はネジ止めされていませんが、これを取り出すには、まずこのファンを外します。

赤丸で囲んだ2箇所のネジを外します。
次に青丸で囲んだ2箇所のネジを外します。
すると基盤を取り出すことができます。
左下の大きな丸い部品が電池です。

一見するとバネのようなもので押さえられていてすぐに交換できそうですが、スポット溶接された端子が基盤裏で半田付けされているので、簡単ではありません。

まず、端子ごと電池を外します。40W半田ごてを使います。
新しい電池を基盤に取り付ける際に使うので、端子はくいきりで切り取ってしまいます。
切り取った端子は60W半田ごてを使ってできるだけすばやく電池に半田付けします。

それから元のように基盤に取り付けます。
基盤を元の場所に収めてコネクタを間違いのないように接続します。

ファンに電気を供給するコネクタも忘れないように取り付けます。
電源を接続しないでも時刻が表示されるようになりました。
もちろん、ばっちり予約炊飯できます。

注意点


<おまけ>

内鍋って使っているうちに内部のコーティングが剥がれてきます。



取説P16には平成10年6月現在で内鍋は税別4,700円だと書かれていますが、現在(平成21年)は税別7,000円しました。

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