システムキッチン シンク収納扉
システムキッチンのシンク下側は鍋釜の収納ができるスペースになっています。この扉が外れてしまいました。見てみると、蝶番が壊れてしまっています。蝶番自体を交換するしか直す手はなさそうです。
ただし、この蝶番、ちょっと特殊です。合わないものを買ってくると取り付けることができません。
使った物
使った工具
蝶番というと普通はこういうものをイメージします。 | |
これはたとえば左の図のような使われ方をします。 | |
一方、シンクの扉は左の図のような開き方をします。普通の蝶番ではこうなりません。スライド蝶番という蝶番が使われます。 | |
これがもともと使われていたスライド蝶番です。 壊れた蝶番は赤矢印で示した箇所が折損していました。 おそらく金属疲労によるものでしょう。15年間開け閉めするということは1日20回の開閉で20 x 365 x 15 = 109,500回。・・・こんなもんなんでしょうか。開け方にもよるんでしょうけれども。 |
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交換用の新しいスライド蝶番です。 スライド蝶番には「カップ」と呼ばれる部分があって、これが扉にあけられた穴にすっぽり入るようになっています。 この穴は一般に26mm、35mm、40mmの3種類があるようです。うちのは35mmでした。 |
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スライド蝶番を裏から見たところです。 黄色い丸で囲んだところが「カップ」です。 |
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扉側のカップが入る部分の丸穴です。 | |
取り付け方は、蝶番の説明書に書いてあるので、それを見ながら行います。カップ径は蝶番メーカーが違っていても変わらないようですが、側板側の取付けネジ位置はいろいろあるようです。 この蝶番は赤丸で囲んだ2箇所ですが、元のものとは異なった位置でした。 問題は、側板の内張がステンレス板ということです。普通の鉄板用のドリルでは穴があきませんので注意です。 |
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取付けが終了しても、まだ調整が残っています。スムーズに開閉ができるように前後、左右位置の微調整を行います。これは青丸で囲んだネジで行います。 また、隣のドアとの干渉にも気をつけます。 |
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以上、終了です。 |
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